| 創建 | 古代(万葉集に詠まれる) |
|---|---|
| 主祭神 | 大己貴命 |
| 社格 | 能登国一の宮 |
| 例祭日 | 4 月 3 日(平国祭) |
| 御朱印料 | ¥ 500 |
気多大社 — 岬の縁で結ばれる愛の社
目を閉じて。能登半島が日本海へと突き出している——あなたは今、その西側にいる。目の前には、気多大社——七百年を超える巨樹の杜と、「結ばれ続ける縁」の社として名高い場所。深呼吸。塩の空気が、古い針葉樹の樹脂と混ざり合っている。ここは、気の散りやすい世界の中でも、なお「愛する」勇気を持つ者のための社なのです。
大己貴命——ふたたび、そしてふたたび、大地を織る神。ここでは特に、「結ばれ続ける縁」の神として祀られています。簡単な愛でもなく、困難のない愛でもない——「選び続ける」愛。選び、また選び、それでもまた選び続ける——そういう愛。あなたが「選び続けている」人は、誰ですか?そして、あなたを「選び続けてくれている」人は、誰ですか?気多は囁きます——縁は、発見するものではない。繰り返し、静かに、意図的に「作る」ものなのだ、と。
「入らずの森」——何世紀もの間、人の手が入らなかった原生林——の縁まで歩いてください。踏み込まないで。ただ、観察して。人が「入らない」ことで護られている、その森の「生命感」を感じて。ある種の関係性も、これと同じです——踏み込まないことによる保護、距離によって示される敬意。「そばにいること」は、いつも「近くにいること」を意味するとは、限らないのです。
一礼。二拍手——握られた手のように、やわらかく。もう一度、一礼。社を後にして、能登の海岸で自転車に跨る姿を想像して。日本海の風が、あなたを迎える——追い風(Divine Tailwind)。揺らぐことなく、献身的な風。ペダルの一踏み一踏みが、「選ばれた縁」となる。行きましょう、選び続けるあなたよ。あの森は、あなたを、覚えています。
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