| 創建 | 806 年(大同元年) |
|---|---|
| 主祭神 | 大吉備津彦命 |
| 社格 | 備後国一の宮 |
| 例祭日 | 11 月 23 日(例大祭) |
| 御朱印料 | ¥ 500 |
吉備津神社(備後) — 川の向こうの兄弟の社
目を閉じて。備後の丘陵は、備中のそれを映し出している——けれど、ここの空気は、わずかに、より遠く、より内側を向いている。あなたが立っているのは、備後の吉備津神社——備中の社の「兄弟」——同じ祭神を分かち合いながら、名声は分かち合わない社。深呼吸。この社は、思い出させてくれる——「より有名でないこと」は、「より真実でないこと」を、意味しない、と。
大吉備津彦命——ふたたび——けれど、ここでは、より静かな姿で。一柱の神に、二つの社。国境で分けられた、同じ神の二つの「家」。あなたもまた、複数の「家」を持つことができる。あなた自身の複数の側面が、それぞれ、別の場所で祀られていてもいい。備後はこう囁きます——一つの場所、一つのアイデンティティ、一つの物語に、自分を畳み込まないで。神は、同時に、多くの場所にいる。あなたも、また、そうでよいのだと。
社の静かな庭を見つけて、その中心に立ってください。丘陵の向こうに、同じ名前と同じ祈りを抱く、備中の吉備津神社が在ることを、想像してみて。あなたは、自分の名前を分かち合う「対」と、繋がっている。彼らを、敬って。
一礼。二拍手——同族を認め合うように、やわらかく。もう一度、一礼。社を後にして、備後の道で自転車に跨る姿を想像して。風が、あなたを迎える——追い風(Divine Tailwind)。兄弟で結ばれた、同族の静かな風。ペダルの一踏み一踏みが、二つの家を、結んでいく。行きましょう、複数のあなたよ。「もう一人のあなた」は、無事です。道は、続いていきます。
参拝の前後に必要な手配を、ここでまとめて。
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