| 創建 | 推古天皇元年(593 年) |
|---|---|
| 主祭神 | 市杵島姫命 / 田心姫命 / 湍津姫命 |
| 社格 | 安芸国一の宮 |
| 例祭日 | 6 月 17 日(管絃祭) |
| 御朱印料 | ¥ 500 |
厳島神社 — 世界と世界の間に浮かぶ社
目を閉じて。瀬戸内海が、銀色にあなたの前に広がり、厳島の朱の大鳥居が、水そのものから立ち上がっている。あなたは今、宮島——満潮時には、社が水に浮かんでいるように見える、聖なる島——に立っている。深呼吸。塩、檜、好奇心旺盛な鹿のやわらかな足音。ここは、日本でもっとも撮影された景色のひとつ。けれど、その写真の下には、一つの教えが、潜んでいるのです。
市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命——宗像の系譜の三姉妹の女神、須佐之男の娘たち。安全な航海の神、天と海の出会いの神。厳島は、潮の干満のある浅瀬の上に、杭で建てられている。満潮時には、浮かんで見える。干潮時には、砂の上に休んで見える。これが、教え——「浮かぶこと」と「地に着くこと」。どちらも、正当な状態。あなたは、いつもその「どちらか一方」である必要は、ないのです。あなた自身の人生も、潮の満ち引きとともに、動いている。両方の状態を、敬ってください。
社の木造の回廊を歩いてください。あなたの下で、水は、目に見えないリズムで満ち、引いている。気づいて——この社は、「地面」と固定された関係を持たない。「交渉する」ように、建てられている。あなた自身の土台もまた、こう築くことができる——抱えるに十分なほど安定し、浮かぶに十分なほど柔軟に。
一礼。二拍手——潮の鈴のように、明るく。もう一度、一礼。社を後にして、瀬戸内海の海岸路で自転車に跨る姿を想像して。瀬戸の風が、あなたを迎える——追い風(Divine Tailwind)。潮に調律され、朱に触れられた風。ペダルの一踏み一踏みが、「敬われた一つの潮」となる。行きましょう、浮かぶあなたよ。水は満ち、水は引く。あなたは、どちらでも、走れるのです。
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